三菱 HV−S100型(3台目)

 先日修理分のS100は連れに引き取られていきましたので、新たにゲットしたS100を修理してみます。

外観は中の下で小傷が多いです。

まあ、貴重なS100なのヨシとします。実際、NV−FS900などと比べてみると出荷数は少なそうな感じがします。オークションの出品量を考えても、FS900の方が圧倒的に多いです。

Sテープを再生させたところ。ブルーバックが出るか出ないかの中、辛うじて確認できたのはコレ。娘。ライブのテープなんですけどね。
毎度のアレなので、さっさとデッキを開けて直します。
ありました。コレですね。

今回からフジのデジカメに戻したのですが、こっちの方が使いやすいですね。マクロもピントが合いやすいですし。

何よりストロボ光量が多いです。

半田コテ+吸い取り線でHICを外し中。

このころの三菱S−VHSビデオでは、このICは例外なく、シルクパターン印刷にIC2A5になっています。

無事にはずれたHIC。ちなみにこのデッキ、98年に消耗部品交換済みのようです。
珍しく大きく、上手く撮影出来たので載せてみます。注意点としては、電解コンデンサの極性と、パターンが劣化している事があることでしょう。剥がしたら、適当なところまでパターンを飛ばすしかありません。
剥がした古い電解コンと、取り付けようとする新しい電解コン。取り付ける基板には、少し半田を盛っておくと良いです。
無事に取り付け完了です。
無事に映像が出るようになった状態。このテープ、BS2→DV→S−VHS(業務用)で録画したものですが、民生用デッキで録画しても絶対出せない、非常に美しい映像です。

何せ、元はNHKのハイビジョン撮影→NTSCの放送方式では最高峰と思われるBS2、音声はBモードでほぼ最強のソースです。これを、民生最高峰のDHR−1000でデジタルダイレクト録音してあり、音声、映像共々最強の状態で保存してあります。

DVテープの映像は、はっきりいってDVDより綺麗です。

番組内容が痛いものの、これだけの画質はなかなか放送でも得られないかと思いました。

ついで弱点を制覇しておきます。電源回路の電解コンデンサを交換します。
基板は、トランス部3本のねじで固定されています。コネクタ類を外しておくのを忘れないように。

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