三菱 HV−S100(3台目)

電源のシールド兼放熱板を撤去したところ。

コンデンサは非純正でもいいのですが、電源回路だけに、メーカーの純正品に交換します。お値段は1個400円。4700マイクロファラド35Vを3本交換します。

時期を前後するHV−S95やS85では多少容量、耐圧が違っていましたので、手配時には実機を良く確認した方が良いでしょう。

基板上のC994、C995、C996の3本を交換します。
電解液でヌレヌレの場合はそれも掃除します。

今回の例では、基板の一部が腐食しています。液漏れの影響かと思われます。

外した電解コンデンサ。漏れまくりです。
無事に交換が済んだところ。半田はケチらず、綺麗に盛り上げます。芋半田に注意します。

電解コンデンサには極性があるので、それにも注意します。間違えて通電すると、コンデンサが破裂します。(経験あり)

無事に組立てたところ。やはり新品になっているのは気持ちいいです。
そして、あと1カ所。キャプスタンモーター横の電解コンデンサも交換します。

見ての通り液漏れしています。

外したコンデンサの比較。大きさ違いすぎですな・・・。
上手く取り付けたところ。周囲のプラスチックや、キャプスタンモーターの外周部を溶かさないように注意。
FLのフィルタ裏ですが、さほど汚損はありませんでした。
いつ見ても、中堅機で使いやすく好ましいデザインだと思います。再生画質はスッピンですが、いいテープを再生出来れば十分美しいです。
無事に修理完了し90分連続で再生中。問題はありません。

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