サンスイ プリメインアンプ AU-9500型の修理・レストア

 遂に我が手にきたサンスイの歴史的アンプ。名機です。

 バラしてみていると、前オーナーの思い入れが伝わる品物でした・・・。
  いろいろ調べてみると、基本的に音は出ていましたが片ch音が小さく、またDCがかなり漏れていました。
 調べた結果、フラットアンプ回路のコンデンサが劣化していた模様で、電気を通すシロモノになっていました。

 なにせ古いアンプですから、全てが疑わしいです。
 フラットアンプの入力回路についていたコンデンサ。
 回路図上では電解コンデンサなので、後に改造されたようです。
 これはオリジナルではないので取り払って電解コンデンサに戻します。
 修理中のフラットアンプの様子。
 トランジスタなどは以前の修理で交換されているようです。

 しかし、修理しているのを見ると漏れと同程度の腕の人のようです(w
 電源のブロックコンデンサ以外の全てのコンデンサを交換するため、コンデンサを買ってきました。
 ドライブ段の基板。VRは交換されているので、修理歴が伺えます。
 トランジスタも2SC1845などがついていて(´・ω・`)ショボーンです。
 ハンダの色の違いが一目瞭然ですね。
 フラットアンプの様子。
 なにげにカードエッジ基板だったりするので、抜き取れる基板のメンテは楽です。
 真ん中に見える大きなでっぱりは、電源トランスです。
 かなり凄いですよコレ。
 コンデンサの交換を始めたところ。
 大容量品を見ると、化学の進化を思わせます。
 電源基板の様子。
 BP品が大量に使用されています。
 全数を交換したところ。
 リレー、一部のTr、ダイオードも交換されている様子でした。
 ドライブ段の部品交換の様子。
 電解コンデンサを交換しました。

 半固定VRは10年以内程度の修理での交換のようです。

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