A&D GX−Z7100EX型の巻

 この間からZ7000系ばかり何故だか入手しています。
 このデッキを見ると、「バブリーだな」と思わずには居られません。(笑)
 今回はお値段¥3000で入手。「再生しました」とのことでしたが・・・。



 今回はちょっとばかりライティングとか気を使いましたんで、綺麗ですね。(笑)



 走行系。そんなに問題はなさそうに見えますが、早速の試運転でテープをクシャらせてくれました。
 調整のくずれた3ヘッドクローズドループ・デュアルキャプスタン機の怖さを見た思いです。
 走行系を見ていると、なんとなくピンチローラーが原因に思えてきましたので、早速部品を手配。



 外装は思いの外傷んでおり、録音ボリュームは金属とプラスチックで分割しちまいました(笑)。



 まあ、合いマークが刻んであるので、シビアにならなくても良くて安心です。



 こっちの方は、早速G17で接着しました。OKですな。



 メーカーで買った部品の、ベルトキット。今後GX−Z系を入手したときの為に予備を2本購入。



 こっちがピンチローラー。供給側、巻き取り側で品物が違うようです。
 見る限り外径が違うような・・・。



 メカ摘出の為にパネルを外したところ。汚い・・・。



 このGX−Z系のメカは、フロントパネルを外した方がメカが外しやすいですね。
 前回、GX−Z7100EVの時は外さずに作業したのですが、メカが外しにかったな。



 摘出したメカ。



 まずはピンチローラーを外します。
 Eリングなので、リング抜きなど持っていない私はマイナスドライバーを入れてこじりました。



 こっちは供給側のピンチローラーを外したところ。



 ピンチローラー新旧比較。こうしてみると、取り替えた方が良いなと思いますね。



 さて、新品のピンチローラーを取り付けた後はEリングを取り付けますが、軸とリングをラジオペンチで挟むのが良いようです。

 尚、ヘッド近辺に工具を近づける場合、出来れば工具は脱磁しておいた方が吉でしょう。



 ベルトの交換に掛かります。ベルトも劣化してますなあ。



 メカのカムにグリスを塗ります。これも少量で十分です。



 これはキャプスタンの様子。ベルトが当たる部分が汚れています。
 汚れは落ちにくいですが、出来るだけ掃除しておきます。

 ベルトは2本ありますので、それぞれ注意して交換します。



 これは前回のイジェクト不良原因となった部分。流石に今回は正常でした。
 右の溝にはグリスを少量塗っておきます。

 メカ駆動用のベルトも見えます。



 これらの交換をして、試運転をしても結局テープ噛みは直らず・・・。
 原因を探したところ、供給側ピンチローラーに半分覆い被さるようについているテープガイドの位置不良だったようで、これをわずかに調整することにより、嘘のように症状が出なくなりました。
 下の写真で薄茶色に見える、ピンチローラーに覆い被さっている部品です。



 まあ、簡単に直って良かったですが、こんなところが経年で調整が狂うのだろうか?

 音質が私の好みでは無かったので、このデッキも処分してしまいました。
 Z9100EXが入手できるのはいつかな・・・。


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