A&D カセットデッキ GX−Z7000型(その2)

 転勤先でもガンガンやっておりますジャンク弄り。
 今回は、会社に比較的近い、かつスカを引く可能性がものすごく高いと評判のお店にて保護しました。「動作不安定」で1500円でした。ハードオフと変わらないか、安いくらいか、微妙なところです。
 確認すると、確かにたまーに正常再生しますが、殆どは動作不能。
 このメカ、メカ動作を見て再生回路にミューティングも入っているため、完全ロードしなければ音も出ません。

 そんなわけで定番のベルトを交換します。
 以前の買い置きがありますので、それを使います。

 このベルト、たぶんもう在庫はないと思います・・・。以前買ったときに全国在庫が1桁数でした。
 ただしキットということで2本組ですから、単体だと出るのかも。
 内部。以前にも紹介済みです。
 カセットメカを外します。カセットメカ上下の4本のビスを外します。
 予め、カセットホルダーの化粧カバーを取り外さないと外れません。
 この部分は、ヘッド&走行系クリーニングを考慮し簡単に取り外しできるようになっています。
 配線の結束を外し、一部コネクタを抜いて、メカを起こします。
 周辺の部品を壊さないよう注意。
 上の写真で、AKAIの文字のあるプレートのビス3本、サイドのビス1本を外します。
 するとこのようにベルトと対面出来ます。
 取り外したベルト、キャプスタン軸など。
 キャプスタン軸は、テープとふれあう部分が例外なく汚損しているので掃除しておきます。
 2枚上の写真と大差ありませんがベルトを交換したところです。
 ついでにベルト通過部のプーリー溝を掃除しておきます。
 無事に再生可能となったところ。
 このデッキはメカが秀逸です。このクイックさは心地よいです。
 内部。安物デッキであれば1枚基板であっさりすませるところですが、このクラスはそれなりに詰まっています。

 再生速度の調整はこの写真真ん中やや下の白い色の半固定抵抗で行います。
 シルク印刷で書いてあるので解ります。

 結束を外した配線を再度結束します。
 出来るだけ、信号系、ロジック系、電源系は分けたいところですが、写真では何も考えてないっぽいですな(爆)。
 A&D自体のデッキの典型的パネル配置です。シンプルかつ使いやすいデッキです。
 この時代はデザインも秀逸でした。
 PHONES端子の下の汚れは、前オーナーのセロハンテープ痕。
 ウチのタワーに追加してみました。
 見事に80年代半ばから後半のオーディオ機器ばかり揃いました。
 その当時なら垂涎の組み合わせだったかも。
 動作確認をかねて2時間再生させていますが、特に問題はありません。

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