三菱 HV−V900型の消耗部品の交換(後半)

 グリス塗布が終わったら、元通り組み立てます。



 ちょっとグリスが多かったかも(爆)。



 メカ裏。ツインサーボと似ていますが、メカはプラスチックベースで不安です。
 真ん中にあるリールアイドラ組立、ゴムベルトを交換します。



 ベルトを外し、指定のビス2本を外し、リールアイドラ組立を表から裏に押し出します。
 すると、上の写真のように抜けます。



 組立は逆手順ですが、リールアイドラ組立にある黒い突起を、メカ表の穴に差し込む必要があります。
 上の写真を参考にしてください。



 ローディングモーターベルトの交換のため、ローディングモーターを外す。
 ベルトには2種類あり、説明書の通り、ベルトについている色を確認し同じ色の物を使います。



 無事に組立が終わったメカ。グリスをさして、デッキに戻します。



 試運転において、バックテンションを確認します。通常は問題がないと思います。
 説明書によると、上の赤丸の中を確認し2.5前後なら良いとのことです。



 無事に交換が終わり、試運転中のデッキ。

 この消耗品は、バネが少し多いこと、しっかり説明書を見ないと組み立てにくいことから、ちょっと難易度が高いかなと思いました。

(00.01.21追加)

 蓋を閉めた後、再生映像全体に見苦しいカラーノイズが出ていることが判りました。
  最初は電源の電解コンデンサかなと思ったのですが、メーカーのサービスステーションに聞いてみると、以下のような話でした。

 ・それは、おそらくヘッドアンプ基板を固定しているビスのアース接触不良だと思う。
 ・ビスを締め直せば取り敢えず直る。
 ・また緩む可能性があるので、メーカーとしてはワッシャ付きのビスと交換するようにしている。
  その上、ビスを基板に半田付けし、アースが完全に取れるようにしている。
 ・もしそれでも出るようだったら、トップカバーと電源基板のアース不良だと思うので、電源基板とトップカバーの間にあるビスを交換すれば出なくなる。

 とのことで、対策ビスを購入してきました。両方で約400円。
 結果、ヘッドアンプ後ろのビス3本、電源基板、底板を止めているビスをすべて対策品に取り替えたところ、出なくなりました。
 
 改めて再生画像を見てみると、かなりクリアでNRの効果が感じられます。
 ただ、黒いヘアライン状のノイズが見えました。これはV3桁の共通部分みたいですね。

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