三菱 HV−V900型の消耗部品の交換 (V900L、V920MNにも適用します)

 このタイプの消耗品キットは初めてですので、勉強しつつ消耗品キットを交換してみます。
 適応機種は下の通りです。有名筋では、V900、V900L、V920MNが入っています。
 ちなみにV700はツインサーボの筈です。
 V930は、S77、BS88などと一緒のメカです。



 キットの値段は2500円くらい。ちょっとお高いですが、下記の部品を見ると納得できるのでは。



 1段目、シールおよびテンションブレーキベルト。
 2段目、リールベルト、ローディングモーターベルト(2本)、リールアイドラ組立、ピンチローラーアーム組立。
 3段目、左より、メインブレーキ(SP)、キャプスタンブレーキ、サブブレーキ(SP)
 4段目、左より、モードスイッチ、サブブレーキ(TU)、メインブレーキ(TU)、グリース(PG−641)。

 実機に比べてローディングモーターベルトが1本多いが、これは2本のうち1本を使う。

 必要な道具は、プラスドライバー(NO1、NO2)、ピンセット、ウエス(ティッシュでも良い)、六角レンチ、半田ごて(20Wくらい)、半田吸い取り線、半田。

 また、テスト用テープ、清掃用品も欲しいところです。
 可能ならばモリブデングリスも準備し、メカに塗布すると良いです。



 デッキメカをデッキより取り外すため、デッキメカの右側のコネクターを外しておく。



 フロントパネルも外す。お約束ですが、パネル部へ行くケーブルが入っているので要注意。



 カセコンを外すためのビス。反対側にもあるので要注意。



 パネル、カセコンを取り外したデッキ。
 シャーシを止めているビスを外し、デッキメカだけにする。
 消耗品キットの説明書はこの辺簡素化されており、デッキからメカを外す要領は一切書かれていない。



 説明書に従い、ブレーキ4つ、テンションブレーキベルトを外したメカ。
 ここに方法を書いても良いのですが、キットの説明書があるので敢えて書きません。 



 デッキに、附属のグリスでグリスアップする。多すぎないよう、注意する。



 ブレーキ部比較。まあ、これを見ると、換えて置いて良いでしょう。



 メカにブレーキを取り付け、組み立てたところ。



 続いて、ピンチローラーアーム組立、モードスイッチの交換。
 上の写真ではピンチローラーアーム組立他を一部外しています。



 モードスイッチの交換は、見ての通りピンチギヤ、ジョイントギヤを取り外す必要がある。
 モードの合わせ方は、説明書にあるので気にせず大胆に外す。
 ヘッドアンプ基板から、モードスイッチの半田を外して、新しいモードスイッチを取り付ける。



 グリスを拭いて、メカモードを合わせた状態。
 見えにくいが、モードスイッチにも印があるので、それを合わせておく。
 合っていることが確認できたら、グリスを適量塗っておく。モードスイッチには付着させないよう、注意する。

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