三菱 HV−V7000型の巻(敢え無く敗退)



 やっと、やっと、やっと入手できた三菱のフラッグシップ機。
 上の写真は外観ですが、まずビデオデッキに見えない。
 この重厚さは、ビクターHR20000と松下NV−V10000と並ぶのではないだろうか。

 幸いに、故障品を無料で下さる方がいらっしゃり、引き取ってきました。
 重さは17kg!凄い重さである。



 蓋を開けると・・・そこには家庭用ビデオとは思えないつくりが見える。
 本体ジョグシャトルが良い感じです。
 HV−V3000を所有していますが、そのイカツさなんぞはかすんでしまうくらいヘヴィです。



 見てのとおり、フローティングサスペンションデッキである。
 真中の3角の足でデッキメカだけを保持するという驚異のメカ。



 リアパネル。端子群が凄い。BSは搭載していない。
 このデッキの業務用が出来たとのことだが、納得できるつくりである。



 S−VHS再生映像。見てのとおり、ひずんでいます。
 例のICということで、さっそく修理開始。



 デッキの上フタをはずしたところ。なんとメカが見えず、基板が見えます。
 恐るべしV7000。
 サブシャーシは銅めっきされている。すごいお金の掛け方である。



 上に乗っている基板をサブシャーシごと外すと、いつものような状態が見えます。
 左側の基板を取り外します。



 基板を止めているビスを総て外したあと、底にある2本を外す。



 なかなか外しにくいながら、ようやく外れた基板。例のICみっけ。



 基板よりHIC取り外し中の図。こんな感じで私は修理しています。

 さて、おニューのコンデンサを奢ります。最もV7000殿であればあたりまえですね。



 基板に取り付けます。

 この結果、基板を止めるビスを間違えて基板のパターンを切ってしまいました。
 取りあえず、パターンにジャンパを2本飛ばす羽目になりました。

 これで再生は可能となりました。再生映像は三菱機らしい、クッキリした映像です。
 しかし、NEサーチ時にノイズが出る、ということでスリップリングを清掃しました。
 でも、依然ノイズが出る状態であり、これ以上は私にも手におえないので、メーカーに委ねる
ことにしました。残念。
 
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