ソニー 業務用S−VHSプレーヤー SVP-9000型の修理

 外観は中の下、動作不良のコレを1000円で仕入れてきました。

 電源を入れますと、電源が入ってはすぐ切れるの繰り返し。
 アレしかありません。

 電源部の電解コンデンサを交換しようと、ソニーブロードバンドソリューション株式会社へ行って部品を注文してきました。
 業務用故に、一般の家庭用の窓口とは違うので注意。

 コンデンサのみの発注は出来ず、スイッチング電源組品となった次第です。
 よく見ると品番が違います。改良が入ったものと思われます。
 さて、無事に動作するようになりました。
 しかし、画面は乱れます。
 テープ通過部を見ると、テープの端がつぶれ気味です。
 どうもテープパスが狂っているようです。
 再生機ですし、思い切って調整してみます。

 なんか楽々廻るんですが。
 コレ業務機でしょ?耐久性ってどうなのよ?
 幸いにちゃーんと画が出るようになりました。
 当然ハイファイも綺麗に出ます。
 画質も、BR-S811の録画テープならDVDを見ているが如くクリアです。
 ローディングポストを取り外してみました。
 サイドにポスト固定用のビスがあったので、調整してから固定します。
 ポストを外した後、再度メカに組む場合、ポストの取り付け部分が回転してしまうことがあります。
 写真がほぼ正規の位置です。
 間違えるとローディングが出来なくなります。
 メカは流石にDDメカです。家庭用よりは気合い入ってますが、テープパスが狂うのを見た後では萎え萎えです。
 なんかイヤなブツが見えますが、動作は現状OKですので気にしないことにします。 
 操作パネルに配線を挟んだらしく、2本切れています。
 これは早速手直しします。
 ヘッドホン回路の配線ですので、致命的ではないのが幸いです。
 保護カバーを取り付けたところ。
 パネルは写真のように起こせます。
 (・∀・)イイ!!
 流石にプレーヤーですので、機能は少ないです。
 編集用の送り出し機や、リピート再生などの用途に使えるようです。
 一応申し訳程度のシャトルが付いています。
 メカ。
 BR-S811などを見た後ではまぁまぁの内容に思います。
 シャーシはアルミダイカスト製です。
 カセコンは民生そのままのようにも見えます。
 基板は、ベースが録画機だけに不要部分の部品はないので、すかすかです。
 オプション基板が載るとおぼしき部分。
 パネルの裏には通常は操作しないスイッチが隠してあります。
 デッキのリアパネル。
 T/C基板が載っているようです。
 背面に突きだした電源ユニット。
 システムに組み入れてみました。
 BR-S811より画質がいいです。
 取りあえずのS-VHSデフォルトプレーヤーにする予定です。
 業務用に目覚めた気がします(汗)。
 こんなのも部屋にありますが、取りあえずはオブジェですね。

 ・・・(+д+)マズー

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