パイオニア スピーカー S−922型のドロンコーン修理

 320mmもあるユニットです。

 修理を依頼されてしまいました。

 ドロンコーン故、磁気回路はついていません。

 本当は箱毎お持ち帰りしたかったのですが。

 重量35kgということと、どでかいフロア置きだったので泣く泣く止めまして、ユニットだけ引き取ってきました。(・∀・)イイ!!
 ひっくり返して見ましたが、見事に後ろがついていません。
 エッジは跡形もなく無くなっています。
 ガスケットは事前に合いマークをつけておきます。
 あとは頑張ってガスケットを剥がします。
 引きちぎると(´・ω・`)ショボーンですので、丁寧に、大胆に剥がします。
 ガスケットを剥がしたところ。
 フレームに残った接着剤をシンナーで落とします。
 綺麗になったフレーム。
 下地処理は重要です。
 ゴムのガスケットが残っていますが、合いマークをつけてありますのでこれに合わせれば問題なく収まります。
 新品エッジを取り付けますが、今回はサイズがドンピシャではありません。
 故に、初めてのカット接着に挑戦です。
 スピーカーにエッジをあてがって、1カ所完全に切り離してしまいます。

 そして、エッジをコーンにきちんとあてて切断場所を確認してから、不要部分を切り落とします。
 ボンドを塗ったところ。左上がエッジの切断部分。
 この後、速やかにガスケットを乗せて、もう1つのユニットをあてがって重しにします。
 途中の写真は撮っていませんでした。
 これが実物のスピーカーの状態です。

 微妙に変わっているのは、スコーカーが微妙にサイズが大きいことでしょう。
 一番下が今回修理したドロンコーンになります。

 音質はおもしろいもので、ドロンコーン特有のものでした。
 でもしっかり低域も伸びていましたし、これはこれで(・∀・)イイ!!ものです。

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