三菱 HV−S75型の続き
(サブタイトル「電解コンデンサは良く噴く!」)
本デッキは先日修理し私が愛用中のデッキである。
S−VHSの再生、録画には異常はみられず、ハイブリッドICなどは特に調査してなかったものだ
が、平成1年発売のこのデッキが、噴いてない訳はないと思うので、久々に開けて調べることにしました。
実は、これは例のハイブリッドIC以外のIC(?)なのだが、表面実装型の電解コンデンサが使用
されており、しかも噴いていそうなものでした。
例のICにソックリですが、トランジスタと抵抗しか載っていないです。
足は汚れていましたので、交換することに。
10マイクロファラド35Vという割と大きめの耐圧のものでした。今回は50Vのものと交換。
噴いていたからと言って、特に不具合はなかったのですが・・・。
交換後、シリコンボンドで以前と同じように固定しておきました。
これはおなじみの例のIC。これは見事に噴いていたのでコンデンサを交換。
不格好ですが、みなさんこの方法が一番簡単なようでこのような記事を見て修理される方は
ほぼ同じ方法で修理されているようです(笑)。
今回は新品コンデンサと交換しました。日本橋の共立電子で買ったので回転も速いはずで、まだ
モノは新しいと勝手に考えています(笑)。
電源部。気になったので、念のためコンデンサをめくって調べてみました。
電源部にある大きなコンデンサ4本ですが、いずれもマイナス側の足の周辺が濡れており、噴い
ていました。まだ不具合はないのですが、いずれ突然死すると思うので、これは三菱のサービスで
購入予定です。本格的に噴かなければ、他のパーツにダメージを与えることも少ないようです。
噴いても、電源のリプルが多いだけで動く場合もあります。連れのHV−BS23がそうで、コンデ
ンサの表面が濡れるほど噴いていましたが、動作はしていました。
曰く「電源を入れて30分くらいすると安定する」とのことでした。中を見ると、濡れ濡れしたので、
基板毎交換しました。
交換前に動作確認すると、映像はハムが載って悲惨、音声もハムが載ってブーンって言っている
し、電源以外に考えようのない故障でした。
今回、ついでにHV−S100の電源基板を調べましたが、同じように噴いていました。
いずれも、交換する際には追加記事を書いてみたいと思っています。
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