Infinity スピーカー Reference One 型のエッジ貼り替え

 12cmウーハー+3cmくらいのツイーターというシンプルかつ小型の密閉型スピーカーです。コーンもミニコンポ的で樹脂コーンです。どうやら「POLYCELL」というツイーターに理屈があるようですね。
エッジ割れのものを物々交換でゲット。
まぁ、そう高級なものではないので、ジャンクとしてお店で出ていても5000円まででしょうね。
 エッジの様子。見た目はあまり劣化してなさそうですが、指で押すとこんな感じ。まだそこそこカタチはあります。
 中古品として出ていても、これなら気づかないでしょうね・・・。
 さて、ユニットを取り出します。
 な〜んかラジカセのスピーカーみたいです。プレス打ち抜きで安っちいです。マグネットもなんか小さいです。「SONY」とか書いてあったらそう思ってしまいそうです。
 まずはユニットの枠を外します。接着されています。
 続いてエッジを取り去るためにシンナーを塗布します。センターキャップ部についたシンナーはすぐに拭き取っておきます。
 さくさくとエッジが取れていきます。周囲の筋はカッターナイフでついてしまったキズです。不覚。
 エッジを取り付けますが、事前に検討します。
 オリジナルは上貼りでした。
 ボンドは、樹脂コーンでは後ろに見える木工用の酢酸ビニル系では使えません。手前のデービーボンドDB-1600Bというものが添付されていました。
 基本的にはG17と同じようなゴム系で、色が黒です。
 エッジにささっと塗りつけます。モタモタしていると固まってしまいますが、速乾性ではなく、約3分くらい経ってから貼り合わせます。
 エッジを重ねます。

 この時、エッジ側に接着剤を塗ると失敗する可能性が高いです。
 というのは、エッジはウレタン、接着剤はゴム、異物質同士ですし、接着剤が固まるときに若干膨張とかするようで、エッジが反り返って変形してしまいます。
 ですので、反り返るおそれがないコーン側に塗布します。
 貼り合わせ後15分くらい。接着剤が乾いて艶が無くなってくるのでそこそこキレイです。 
 ついで、周辺部分を貼り合わせます。
 これは従来の酢酸ビニル系で構いません。
 酢酸ビニル系はエッジの変形はありませんので安心です。
 貼り合わせ完了の様子。キズが残念。(汗)
 ユニットの外枠に接着剤を塗布し、飾り枠を接着すればできあがりです。
 右のユニットは飾り枠を仮固定している様子。
 さっそく試聴。
 JBLほど箱くさくなく、あっさりしていて気持ち良く、かつ樹脂コーンが良い感じで音楽を鳴らしています。BGM用として最適じゃないでしょうか。
 このサイズで密閉というところにもコツがあるのでしょうね。
 重低音は無理ですが、気持ち良く音楽を聴くには何ら問題ありません。

 安く出ていればお勧めですね〜。
 ただし密閉型なので、アンプはそこそこのものでないと面白くないかも。

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