Crown パワーアンプ PS-400型のメンテナンス

 Crownの名機、PS-400です。
 1年越しの更新になります。
早速ご開帳。
業務用アンプと言うこともあり、ホコリまみれです。自然空冷モデルですが、冷却性能を向上させる為に、ふたは穴だらけです。
電源トランスとプロテクト回路の基板です。
 フロントパネル。
 傷の少ないものはなかなか見かけません。業務用として手荒に扱われているものが多いですね。
 プロテクト回路のメンテナンスを行います。主にキャパシタ交換です。
基板を取り出します。
電解が多数あります。
 こんな感じになっております。
 交換交換。
基板裏側です。ここも半田クラックが良くあるので修正しておきます。
 特に発熱する部品は追い半田もした方が良いかと。
 追い半田完了です。
 出力モジュールの基板です。
 ここにもキャパシタが2個あります。
 メイン基板です。
 この基板にも数個のキャパシタがありますが、特に音質に影響を及ぼすのは青色のNP22uFの電解コンデンサです。
 どれもフィルム後退していて良くない感じです。躊躇無く交換します。
 基板裏に追い半田もしておきます。
 バラバラにしてメンテ中の様子。
 電源の電解コンデンサ。
 これはあまり劣化しないようです。
 見た目だけですけども。
 パネルの中にはIOC&インジケーター回路があります。
 この基板も追い半田します。
 パネルは水洗いします。
 DC調整の様子。
 確か+-10mV以内だったかと。
 メンテが完了し組み立て中。
 メンテ後、ラック入れました。
 ハンドルはPL-4から借用です。
 PL-4は1年以上メンテナンス中です。

 このPS-400は既に手放しましたが、現在PL-4、PS-400を1台づつ持っています。
 PS-400は名機ですね。
 ちなみに、PL-4と基本同じで、メーカーもサービスマニュアルは共通です。
 でも音質は明確に違っていますね。
 PS-400、入手出来ればお勧めです。
 この機種以上のものになると、いろいろと覚悟が必要です・・・。

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