テクニクス CDプレーヤー SL−P1200型の修理

 このプレーヤー、StuderのA730が来るまではメイン機でした。
 一応動いてはいたのですが、スイッチ類の接触不良と、74分越えCDの反応が怪しかったので、メンテナンスをしてみます。
 スイッチの修理のために本体を割ったところ。部品点数が多いですね。
 スイッチは、同じ形のものが入手出来ませんでした。
 向かって右がオリジナル、左が汎用の新品。
 交換したスイッチの動作確認のためチェック中。ふた閉の検出は左下にあるスイッチですので注意。何個か取り替えてバラックテストを行って問題がない事を確認したので、全数を交換します。全部で28個なり。スイッチ1個が35円でした。
 スイッチの比較。高さはほとんど同じに見えます。
 交換中の様子。半田吸い取り線があれば楽勝です。
 取り外し 28×5=140箇所 ○| ̄|_
 取り付け 28×4=112箇所 なんとか我慢できるかな(笑)。 
 パネル基板裏面。
 スイッチの交換はあっさりと終わりましたので、内部の紹介。
 シスコン部分と思われます。
 アナログ回路部分。物量投入ですねぇ。
 モジュール部品が見えます。
 さすがにこのクラスではトランスが分けてありますね。
 ソニーとかであれば、トランスを外に出して、箱に「For Digital」とか書きそうなところです。(笑)
 この辺は家電メーカーの流れを組む、テクニクスらしい部分なのかも。
 ピックアップは、再度清掃しておきました。たばこの脂が相当酷いものでした。
 スイッチの反応もすこぶる良く、しかもクリック感が気持ちよくなりました。
 長時間CDの再生も良くなりました。(・∀・)イイ!!

 音質ですが、StuderのA730とは違ったもので、細身美人的です。
 ほっそりしているのに出るところは出ているという感じ。
 StuderのA730は、音の固まりがグイグイ来る感じ。
 どこかで「オープンデッキの音がする」と書いてありましたが、まさにその感じ。
 グイグイ感も良いのですが、このSL-P1200の音も捨てがたいものがあります。
 クラシックなどには良いでしょう。
 交換したスイッチ。上の2個が新品、下は取り外したもの。

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