パイオニア パワーアンプ M−22型の修理(その2)

 取りあえず修理ができあがったので、DCチェックをしてみたところ。
 プロテクトが外れるので、盛大には漏れてないです。25mVであれば良いですね。
 コンデンサも交換した基板。
 あとはDC調整するために、半固定抵抗を交換します。
 古い半固定抵抗の抵抗値を実測し、それを新しい抵抗でも同じ値に合わせてアンプに取り付けします。
 こうしないと、大抵の半固定抵抗は最大位置か最小位置に振り切って出荷しているので、まず間違いなくプロテクトが外れなくなります。めんどうですが、実測値をセットしておく方が良いでしょう。
 交換が終わった基板。
 DCを調整中です。
 ほんの10分ほどの通電でもヒートシンクはかなり暖まります。やはりA級ですねェ。
 最後に交換したTr。右が新品。
 抵抗を交換中の様子。
 新品の抵抗を実測値にセットしたところ。
 通電してDC調整中の様子。
 同じ事を左右chで行います。
 問題なければスピーカーをつないでみます。
 この手のパワーアンプは入力ボリュームも無いので、常に最大ボリュームです。
 問題があればスピーカーをつなぐだけである程度解ってしまいます。
 聞いた感じ、特に問題はない様子です。修理完了ですね。
 今回のレストア修理で使用したパーツ類。
 今回、Trは全て同等品を使うことが出来ました。
 電源回路も強靱です。
 無事に組み立てが終わったところ。
 なかなか普通のプリメインでは味わえない風格です。
 スピーカー端子、電源スイッチ、入力端子だけと、極めてシンプルです。
 電解コンデンサは33000マイクロファラドが4本。
 フィルムが下がってますが((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
 フィルムの下がり具合、右の方が派手ですね。
 こんなのはもう手に入りませんから、やむを得ずそのままです。
 デザイン上の問題もありますしね。

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