オンキョー スピーカー Monitor 100型のウーハーエッジ修理

 オンキョーのモニター100という中型スピーカーを仕入れてきました。
 セットで1万円ナリ。ウーハーのエッジが見ての通り死んでおります。

 定価は、セットで216,000円だそうです。
 重量は1本35kgだそうで、動かすだけで疲労します。
 マンションの6Fまで担ぎ上げました。
 さて、エッジを注文しました。今回も親切な応対をしていただいた、以前に購入したお店で購入しました。ペアで約9000円。
 この値段、高いように思いますか?私は至極まっとうに思います。
 なにより、完成後の見栄えが全然違います。

 オーディオは半分は機器を眺める楽しみもあると思いますから、見た目はことのほか大事です。
 また、材質の違うエッジを使用した場合、fo(ユニットの最低共振周波数、低域の出せる最低値)が以前と異なるものになってしまう可能性もあります。
 使用しているエッジは、エッジ専用のウレタンですのでオリジナルと極端な特性変化は無い上に、コーンのセンタリングがラクです。また、色もほぼ同じなので違和感がありません。
 問題点は、10年後くらいにはエッジが劣化して再度不良になる可能性があることですが、その時はまた貼り替えれば良いわけです。
 古いエッジをざっくりと取ってみました。
 まだまだ残っていますが、これを綺麗に剥がします。
 この下地処理が一番大事です。
 出来るだけ古いエッジを取り去ります。
 手助けには、古いエッジにシンナーを塗りつけます。
 少し濡れる程度で良いです。
 これを塗ると、ドライバーを少し押し当てるだけでエッジがスムーズに剥がれていきます。
 だいたいの下地処理が終わったところ。
 最後にシンナーでエッジ接着面を拭いておくと良いでしょう。
 多少残ってはいますが、このくらいであれば支障しません。
 だいたいの下地処理が終わったところ。
 ちょっと汚いですな(笑)。
 コーン紙側は、取りあえず手でこすりながら古いエッジを落とします。
 これもまたボロボロと剥がれてきます。
 おおよそ剥がし落とせたら、今度は接着剤を塗布します。
 エッジの接着面に薄く接着剤を塗布します。
 今回は、前回の反省を考えて刷毛塗りしました。
 コーン紙側の接着剤塗布が終わったら、エッジを填め込んでいきます。
 このユニットも、前回同様に裏で接着するタイプです。
 裏で接着すると、表面が綺麗に仕上がりますのでいいです。 
 コーンに新しいエッジを接着したところ。
 接着直後に、エッジ接着面を指で押し当てていきます。
 コーンにエッジを接着し終わったら、音を出してみてユニットのセンター出しをします。
 おおよそセンターが出たら、今度はフレームにも接着剤を塗っていきます。
 接着剤を塗った直後の様子。
 多少ははみ出しますが、乾けば綺麗になるので気にせず大胆に作業します。
 フレームに接着も終わり、ガスケットを填め込んだところ。
 今回のユニットはガスケットでエッジを押さえ込めるので有り難いです。

 この状態で音を出してみます。ガサガサいったり、歪んだりはしてないでしょうか?
 接着後数分であれば、まだ貼り直しできますので手短にセンターが出ているか確認をします。
 多少接着剤が乾いたところ。ユニットの裏側です。
 接着剤がほとんど乾いたところ。表側です。
 裏貼りなので、表面は非常に綺麗です。
 (写真は多少前後します)
 さて、箱にユニットを固定します。
 結線も忘れずに。プラスマイナスがあります。
 ついでに、ツイーターやスコーカーもねじを増締めしておきます。
 結構緩んでいました。

 もう一つついでに、円状のものを締め付けて固定する場合は対角線上に順番に締め付けていきます。
 無事に完成しますた。

 ・・・でかすぎ。
 セッティングは全然ダメですが、音を出してみます。
 汚い部屋でスマソ。

 レンジが恐ろしく広いです。これが値段なりの性能なのね・・・。
 分解能もかなりのもので、アンプに見合ったスピーカーとも思えます。
 セッティングを詰めて、鳴らしてみる予定です。

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