パイオニア PS−LX40型の巻

 これは、車載用のスーパーウーファーである。
 車載用の品物は、家庭用の品物と違って変な作りの物が多いが、この辺のいわゆる「チューナップウーファー」はまじめな作りです。
 大きさはほぼA4サイズ。
 ジャンクではなく、3年くらい前に新品を購入したものです。
  車を乗り換えてからも移設し、調子よく使用していましたが、最近音が時々出なくなっていました。
 半田クラックだろうな、と思いながら、調べてみることにしました。 



 外観。最近は派手なウーファーに隠れてしまい、この手のチューンアップウーファーは影が薄いですが、車内での低音をお手軽に増強するのはこれが一番良いです。何も派手なウーファーでなくても、これで十分な低音が出ます。助手席下に収納出来ますし。
 会話が困難な程度までボリュームを上げてもそれなりに追従するので、私的にはこれで十分と感じています。



 早速分解します。裏にある8本のネジを緩めます。
 ウーファーだけに、強固な構造です。



 分解した内部。真ん中の板は、パワーアンプとその裏板を兼ねた放熱版です。
 下に見えるのは、ローパスフィルタ部と電源、入力系の基板。
 昔から、電源コネクタ部が不具合が多そうと感じていたので調べてみましたが、まったく問題がありませんでした。



 パワーアンプ部。サンヨーのリニアICを使用しコンパクトにまとめてあります。
 他に異常がなければ、クサいのはここしかないです。



 基板裏を見ると、半田が思いっきりクラックしています。
 をを、これだと思い半田付けをし直します。



 それなりに半田を盛った基板。ついでに他の部分も半田付けし直しておきます。



 この基板は、おそらく入力信号から低域成分だけを取り出す部分と考えられます。
 電源コネクタ、入力信号用スピーカーコネクタもついています。



 ウーファーユニット。12cm位ですが、その実体はかなり強靱です。マグネットの大きさにご注意願いたい。



 エッジはウレタンで経年劣化が気になりますが、いまのところ問題はないようです。



 側面の操作部分。左の穴はバスレフポート。
 真ん中のつまみはゲインつまみ、要するにボリュームです。
 右は出力される音声の位相を切り替えます。

 入力端子部。左が電源、右がスピーカー端子入力。
 要はいまあるステレオにアドオン接続できるよう、スピーカー端子から信号を拾うことが出来るようになっています。 

 一応直ったので、これでしばらく使ってみる予定です。

 

 ブラウザの戻るボタンで戻ってください