JBL L40 モニタースピーカーのツイーターへこみ修理

 片chだけエッジ張り替えを終えたL40。
 音質はなかなかのものでした。あと1日かけて、もう1本も貼り替えました。

 接着剤は乾くと透明になるので目立ちません。

 今回修理した側のツイーターは、外傷によるへこみがありました。
 これも直さねばなりません。
 音質に極端に影響はしないですが、オーディオは半分は見て楽しむモノ。
 へこみは精神衛生上良くないです。
 取りあえずツイーターユニットを箱より外します。
 取り外しには、インチねじ用の6角レンチが要ります。

 で、荒っぽく掃除機で吸い出してみたところ、何と振動板だけがちぎれてしまいました。
 最悪・・・とか思いきや、どうも怪我の功名ながら修理できそうな感じ。
 振動板を裏返します。
 ・・・手が入るじゃないですか。へこみは直りますね。えがったえがった。

 問題はコイル巻き線が切れてないかどうかですが・・・。
 さくっと修正します。
 右に見えるのはコイルへのリード線のハンダ付けスタンバイのはんだごて。

 幸いに、劣化したハンダ取り付け部から剥がれた為に、大事は至りませんでした。
 このようになっています。

 このユニット、後々のメンテナンスも考えた、良い作りになっています。
 なんとか補修を終えたユニット。
 ちなみにこのリード線には極性があります。
 方向が違ってもはまりますし、ハンダ接続も出来ます。
 しかし逆相になってしまいます。
 箱からの線は、間違えないようコネクタ形状が考えてあります。

 今回は半ば引きちぎった形で、位相チェックが出来ませんでした。
 ちぎれた線の跡を調べてハンダ付けしました。
 端子に接続して音出し。完全にツイーターの音は出ません。

 焦って調べてみます。すると端子台を揺らすと音が出るようになりました。
 しかし不安定です。
 原因は端子台のはとめで、30年も経つと、端子台のはとめも緩みます。
 今回ははとめが緩んで接触不良になっていたので、端子台へ直接ジャンパをしました。
 無事に直ったユニット。
 素人修理にしては旨くできた方じゃないでしょうか。
 ユニット近影。
 ツイーターは多少凹凸がありますが、これは修正できません。
 ウーハーの方は多少接着剤が見えますが、まぁ初めてにしてはまぁまぁじゃないかと。

 外観はあまり良くないですが、磨けば綺麗になるでしょう。

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