ソニー 家庭用ビデオモニター KX−29HV3型の巻

 ソニーの家庭用では最高峰となる、4:3ビデオモニター。
 以前ジャンクのKX−27HV1を入手した際、わずかな時間ながら正常動作していたときの、あの綺麗な映像が忘れられず、思い切って新品購入に至ったものです。
 とはいえ、買ってそろそろ1年が経過しようとしています。



 00年8月10日現在、いつのまにやらHV3はカタログ落ちしたようです。残念・・・。

 KX−29HV3 仕様

 スーパートリニトロン管採用 
 3次元櫛形フィルター
 VM回路
 ID−1対応
 ビデオ入力4系統 
 ビデオ出力1系統
 RGB入力1系統(21P)
 コントロールS入出力
 S1対応
 V圧縮
 
 重量50.7kg 付属品 リモコン(RM−J138、RM−J141)
 消費電力 168W

 設計が古く、確かにそろそろモデチェンかなと思っていました。
 愚痴っていてもしょうがないので、紹介です。



 うちでの設置状況です。



 リアの状況。モニタらしく入力端子は豊富である。

 

 昨年後半の製造を表すシール。
 しかし前だけでなく横のデザインも拘っています。



 お待ちかねの内臓です。27HV2のイメージから考えるとなんとも中身が少なく思います。
 実際ただのカラーモニタですので、まあこんなところでしょうね。



 さすが撮影時は新品だっただけあって、綺麗なものです。



 強力な電源部分。大きな基板である。 



 まごうかたなきソニー製ブラウン管である。って、当たり前っす。



 安物テレビではあまりお目にかかれないパッチ。要はブラウン管の個体差による色ずれなどを、磁石を貼ることで調整しているわけです。



 大きなフライバックトランス。まあ、トリニトロンは特に高圧回路に負担が掛かるようです。



 蓋を開けないと判らない、謎の端子。調整用にでも使うのでしょうか。
 


 高圧調整用のつまみ。フォーカス調整はトリニトロンではないようだが、不要なのだろうか。



 プロフィール・プロの特徴である、バックライト付き操作パネル。
 最初はうれしがって点灯させていますが、次第に鬱陶しくなり消しています。

 画質は言うまでもなく、美しい画像はそれはもう綺麗です。しかし「そうでないものは、それなりに。」というわけです。モニタらしいおとなしい画像です。
 画質モードも、一般テレビ的な色つけのスタンダード。派手なダイナミック、シアター、モニターと4種類切り替えが出来ます。私はスタンダードもしくはモニターで使用しています。

 というわけで、プロフィール・プロは見たら買い!です。綺麗な映像の世界へ誘ってくれます。
 今時のデジタル技術てんこ盛りテレビより数段素直な、綺麗な画質を見せてくれます。

 この文章は買って1年経過してから書いていますが、これは買って大満足です。
 23万円くらいでコレが買えるということは実は凄いことかも知れません。

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