サンヨー VZ−H350型の巻
このデッキは自宅近くのゴミ捨て場で採取。
熾烈を極める業者とのバトルに打ち勝ち、ゲットしたもの(って、業者があまり居ない朝の通勤途中だったりする)。
まあ、見た目通りのショボいデッキなのですが、タダとなると入手してしまうのが悲しい性です。
サンヨーの90年過ぎのデッキは故障個所もだいたい決まっていますしね。
ちなみに94年製でした。SQPB、ビデオプラスもついています。
前のオーナーはリモコンも丁寧にカセット蓋に入れて捨ててくれていました。ありがたい(笑)。
三洋のビデオは、時短プレイが結構人気のようです。他社はあまり採用しているのを見ませんが。
リモコンを取り出したところ。汚い・・・。タバコの脂カラーに染まっています。
早速、怖いながらも試運転。その見た目とは裏腹に、正常動作しているようです。
まさかなあ、と思いつつもよくよく調べてみると、なんだか再生画像にノイズが多くて不安定です。
それから、ハイファイ音声が出ていません。
多分これだなとあたりをつけて、分解開始。
問題のポイントに到達。見ての通り、テンションバンドがはずれています。ノイズが出るのも納得。
早速、バンドを取り外します。
取り外し方は、上側は押し込んであるだけなので浮かせばすんなり抜けます。
下側は、穴の向き(楕円になっている)を合わせ、マイナスドライバーなどでじわじわと引き上げます。
相手はヤワなプラスチックなので、ヘタすると割れますのでご注意を。
中途半端に糊がきいていて、はがすとちぎれてしまったのでちぎれた方をはずれた方に移動し接着。
別にこれでも何ら困るわけではありません。
黄色い接着剤(G17)で接着しましたが、この接着剤はどうしても接着するとハミ出すので、ハミ出したのはしっかり拭き取ります。
完成です。買うと300円ほどなので、買っても良いようなものですが、環境保護の観点から出来るだけ使い回し。
無事に装着した図。
ついでにメカ裏も給脂、ベルト清掃します。
これで元通り組み立てます。
あと、ヘッドクリーナーを揉んで汚れを取り、ヘッドをクリーニングしました。
メカも埃が多かったので、それなりに掃除しました。
徹底的に掃除し、ぴかぴかになりました。当然動作OK。SQPB搭載なのが有り難い。
車に積んで使っても良いかな・・・。
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