それではVTRを分解します。まずは上蓋をはずします。
(写真5)上蓋を取った状態
普通の人はここで蓋を閉めます(笑)が、ためらわずに進みます。
ここであれば、直せなくても引き返せます。
なお、説明書にはずすビスの位置などが詳細に書いてあります。
(写真6,7)説明書はこんなのです
一言で言うとプラモデルのような感覚で作業ができます。
さて続いて底板を取ります。
(写真8)底蓋を取りました
用事があるのは、この写真でちょうど手前奥側のメカ部分です。
(写真9)メカ部の写真
さて、説明書により早速部品を取り外します。
上の写真で見えるゴムベルトを取り外します。
はずすビスとかは説明書を参考にします。
(写真10)ベルトを取り外します
ベルトが外れたら、そのままにして次へ進みます。
そして、前に付いているパネルをはずします。
(写真11、12)フロントパネルをはずす
側面にもあります。
この爪は単に引っかかっているだけですから、ちょっと浮かせて手前に引けば外れます。
(写真13)フロントパネル取り外し後のVTR
この状態では、部品の破損に十分注意してください。
特にFL表示部分は真空管ですのでガラスが割れるおそれもあります。
それでは、手際よく部品を取り外していきます。
詳細は写真が増えるだけですので省きます。説明書に従い、ヘッド部分のシールド板、フロントロ
ーディングユニット上のリード線をはずします。
あと、イジェクト用のモータープーリーのゴムベルトを1本、はずします。
フロントローティングユニットとは、カセットをメカまで送り込む搬入路です。
上の写真では「Hi−Fi Fantas」と書いてある黒い蓋の付いた部分全体をさします。
(写真14、15)それなりにはずした状態
外れましたら、今度はいよいよフロントローティングユニットを取り外します。
これはちょっとはずしにくいので注意してください。
説明書に書いて有る位置にビスが2本有ります。
プラスチックのシャーシにビスがついています。
非常に奥まったところにありますのでビスを落とさないように注意してください。
次にメカ手前にある鉄の板をはずすため、止めてあるビス2本を取り、鉄板をはずします。
上の写真ではすでに取り外した後です。
4本のビスが外れたら、ローティングユニット全体を後方にずらしながら上に引き上げて、はずします。
メカは外れますが、テープエンドセンサーとかがついているためリード線がついています。
メカをはずして手が入るようになったらリード線の先にあるコネクタをはずし、メカごとデッキの外に
置きます。
(写真16)ユニットをはずした状態
真ん中辺にある白い色のコネクタをはずせば、ユニットは単体で外れます。
さて、いよいよややこしいメカが外れてテープ走行系が剥きだしになります。
あせらず、やりましょう。
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