ソニー DHR−1000型の巻(紹介のみ)
現時点で入手しうる、ソニーの最高級家庭用VTR。
思想は業務用機を意識しており、硬派なつくりである。
定価¥430,000、購入価格は展示品で¥99,800。新品なので保証があるのがうれしい。
97年製ということで、しっかり5年保証をつけておきました。
右側のデッキ操作系のスイッチ群がいかにも業務用という感じである。
灰色のパネルが渋い感じである。
尤も、この程度の業務用といえば下辺機ではないかと思う。本当の業務用機というのはもっと無骨なものである。
フタを総て開いたところ。DHR1000の最もDHR1000らしい部分である。ジョグシャトルが格好良い。他にも編集関係の機能が多数あるのがこれを見るだけでも判る。
そのパネルの近影。本体からは外れるが、ワイヤレスではない。
何故か録音レベルなどもこのパネルから変更できる。
リアパネル。端子の数はそこそこ。出来れば、入力はリアに2系統欲しかった。
ちょっとうるさいとうわさのファンがついています。電源が入っていれば、ファンは回っています。
さっそく内部。メカは思いのほど強靭そうなメカではなく、鉄板プレスメカっぽい。
43万円なのにー。(笑) でも、かなり精巧なメカですね。
ヘッドは小さいですね。DATそっくりです。
なんだかプラスチック多用で、ちょっとねえ。
電源部。結構あっさりしています。
ヘッドアンプとおぼしき基板をはずしたところ。
基板は見たところ、ベースには1枚あるだけのようです。
謎の空きパターンが見えます。コネクタを取り付けると何か幸せになれる予感がしますよ。
流石にこのクラスのデッキだと、隠し機能は少ないかなと思いましたが、そうでもないようです。
底を見ると、編集パネルの開閉用のメカが見える。
結構お金がかかっていそう。
表面実装型電解コンデンサが山のように使用されている。10年後はどうなるんだろうか。
左はチューナー基板(TV/BS)、右はヘッドアンプ基板。
チューナー基板はさほど面白いものでもない。
右の基板は、ほぼデジタル回路で、アナログ回路は少ない。
さて録画、再生ですが、さすがDV、見た目は劣化がなく、綺麗。
また、家庭用ビデオが苦手とする赤色もそつなく再現できるのが、流石ですね。
音質もデジタルで、テープのコストを除けばいいところばかりです。
しかし特殊再生をさせたり、ジョグでネチネチやると、デジタル特有のブロックノイズが見えます
が、それはしょうがないですから。こんなものが出来たとは大した物です。
今後、Kiroroのテレビ出演などがハイクオリティに残せるのでうれしい限りです。
結論として、DVは「買い」です。出来れば、テープが安くなればなおさら良いのですけどね。
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