ラックスマン CL−32 管球式プリアンプ(その1)

 外観は大人しいプリアンプです。
 いつものお店で店長さんに「いいの入ってますよ」とお勧めされてしまったので購入。
 なにより「管球式プリアンプ」というのがいいです。

 電源入るが音出ず、という代物でした。
 傷がありますが、ラックスマンの32というモデルということが解ります。

 1977年頃の発売で定価は12万円だそうです。

 当時のラインナップ中では決して高価ではなかったのですが、よく考えると同時期のAU−9900の定価が14万円だったりしますので、プリだけで12万円というのはやはり高価な部類でしょう。
 内部。真空管式ということで、側面、底面は穴だらけだったりします。
 そのせいか、埃が凄いです。
 良い環境に保管されなかったようで、さびが見られます。
 真空管は、松下の12AX7が7本使われています。
 プリアンプとしてはごくごく普通の構成でしょう。
 そこそこ使い込まれたようで、管頂のゲッタがそこそこ黒いです。
 古いアンプの鬼門の一つ、電解コンデンサはこんな状態で交換必須です。
 ちなみにボリュームも片方が折れています。ちとつらひ・・・。

 音は出ましたが、電源を入れてから1分くらい掛かりました。真空管がエミ減なのかも知れません。
 また、出た音は歪んでいました。コンデンサが悪いのかも・・・。

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