NEC CDプレーヤー CD−410型



 このCDプレーヤーは、私が初めて新品で買ったCDプレーヤーです。
 実はトレイ開閉ができなくなり近年処分してしまいました。
 87年当時、24800円で買ったように記憶しています。
 このCDPでいろいろなCDをサルのように聴いた記憶があります。
 そんなわけで安物には違い有りません。(笑)

 今回、同様の「トレイ開かず」の品を入手し、リベンジです。



 蓋を取ります。なんか輪っかが・・・8cmシングルアダプターです。
 もはや死語?これは蓋を開けたまま何もしてない状態です。



 メカ部。何て事もないオーソドックスなメカです。
 メンテナンスをするにはメカをまるまる取り外します。
 メカ固定用のビスは全部で4本あります。うしろ2本は判ると思います。
 前は、レールの横に1本、下の写真のところに1本あります。



 これは左側のビスの位置。ちょっと外しにくいですが、外れます。



 そして、クランプメカも外してしまいます。クランプメカはヒンジ根本のビス2本で固定されているので、ビスを外すだけでOKです。但し、ディスクにクランプさせるためのコイルバネが入っているので要注意。



 メカがフリーになった状態。メンテナンスしやすくなりました。



 ベルト。写真映りではわかりにくいですが、かなり劣化しています。
 トレイの開閉が良くないのはここが原因でした。
 手持ちの適当なベルトを探し交換、プーリーの溝を掃除します。
 これだけでトルクがよみがえりました。何故かモーターそのもののトルクが無くなったりする某メーカーとはえらい違いです。



 トレイの摺動部にグリスアップする為、トレイを取り外します。
 トレイ向かって左側に、トレイに沿ってついている細長い鉄板のビス3本を取り外します。
 引き抜くことはできないので要注意。



 また、トレイを開いても勝手に閉まる状態でしたので、スイッチの接点を掃除します。



 古いグリスを拭いて新しいグリスを塗布します。
 ついでにピックアップも汚れていたので掃除します。

 あとは逆手順で組み立てるだけです。メンテナンス性が良いですね。
 プラスチックが経年劣化で所々割れているのはいただけませんけど。

 では内部紹介を。



 基板。1枚で纏めてあります。時期的にもコストダウンが始まっている時期ですが、まずまずの内容かと。 



 電源トランス。かわいらしいものです。



 DAコンバートチップ(?)。BB社のチップのようです。



 リアパネル。出力端子くらいしかついていませんね。



 再生状態。FLも綺麗です。メカの反応はあまり良くないです。これは購入時からこんなもんです。



 無事に修理完了です。これは一応記念として保存する予定です。
 音質的にはたいしたことありませんけど・・・。

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