日産車用 どこにでもある2バンドカーラジオ、C8025型の修理

 会社で乗っているトラック(アトラス1.5t)のラジオが不調。ほとんどのヒトはFMラジオを聴くようですが、私はAM派。しかもこのラジオはAMだけが不調でした。

 症状は、AM受信時のみ

 ・音歪む
 ・音が小さくなって聞こえなくなる
 ・時々正常になる

 ライトバンなどにも採用されているラジオだと思われます。

 ちなみに最下層クラスは本体にスピーカー内蔵のAMオンリーとなります。
 近影。コストダウンの極めつけだと思いますが、フロントパネルはコストを掛けないと安っぽくなるとのことで、そこそこの質感です。
 この例は簡単に取り外せる例です。蓋は開けてから撮影しました。
 リアパネル。左は拡張用コネクタのようです。オプションでカセットデッキやCDがつながったりするらしいです。
 右は日産車の標準コネクタとラジオ端子。シンプルですな。

 ちなみにこの車、2tでパワーゲート付き、ガソリンでATなので出足が悪いです。(笑)
 蓋を開けたところ。
 まぁそこそこの物量です。
 メインのラジオ回路は真ん中のシールドの中でしょう。
 原因はほどなく見つかりました。赤い○の中にある部分の半田クラックでした。
 ICや周辺回路がかなり発熱します。設計の問題でしょうね。

 修理をしたのが出先のローソンでしたので、めんどくさいんで部品の脚を軽く折り曲げて応急処置しました。
 一応糸冬 了..._〆(゚▽゚*)。
 内部の紹介。
 多分国内の有名メーカー製とおぼしきフロントエンドと、右は電源回路、トランスは多分ノイズ除去の目的などがあると思われます。

 それにしてもそれなりにちゃんと作ってありますねぇ。
 メインボリュームと拡張コネクタ周辺。空きパターンが目立ちます。
基板が変なカタチに切り抜いてあるのは、多分ボリューム部の基板を切り出しているからだと思われます。コストダウンが徹底しています。
 半固定抵抗が思いの外多いです。左の半固定抵抗は多分FMステレオ時のミュートレベル設定。
 安い車ほどけちれない出力回路。汎用のアンプICが使ってあります。
 フロントエンド。調整箇所も多いようです。
 天板。
 コレを見るとかろうじてクラリオン製と解ります。
 フロントパネルのデザインはほぼ一緒で製造メーカーが違う例はいくつかあるようです。

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