サンスイ プリアンプ CA-3000型の修理(その2)

 先日修理して以来、電源のコンデンサが多少気になってはいましたが、約3ヶ月ほどほぼ毎日使用してきました。

 このアンプにとっては久々に長期通電したもんで、やっぱストレスがここに来たようです。

 通電後、30分ほど経過するとハム音がずっと出るようになりました。

 思い当たる部分はここしかありません。
 回路を調べると何故かコンデンサの耐圧がなかなかに高く閉口しました。
 100Vクラスになるとなかなか置いている店が無いのです。
 普通なら「んん〜、ポン橋かのう」となるわけですが、京都市内で調達できました。激しくラッキー。
 前から存在を聞いていたパーツ屋さんに行ってみたんです。
 そしたらデフォで置いてありました。しかもお値段もリーズナブル。これだけ買っても1300円ほどでした。
 電源基板の様子。
 抵抗が相当発熱するらしく、だいぶ焼けています。電解コンデンサの不良に起因するものかも知れません。
 この基板設計はマズイですよねぇ、電解コンデンサが熱の影響をモロに受けます。
 それを裏付けるかのように、酷く膨張していたコンデンサは写真で言うと右下の1本だけでした。
 オリジナルは1000uF63V、調達したの1000uF100V。しかし小さくなっています。
 写真右が一番酷く膨張していたもの、左と比較すると頭の部分の膨張が凄いです。
 抵抗もヒートしている様子でしたので置き換える予定だったのですが、足の太さが合わず今回は1本だけにしました。失敗。
 コンデンサ交換をした基板の様子。小さくなって熱の影響が少しマシになると良いんですが・・・。
 アンプのシャーシに実装します。
 試運転の様子。
 電解コンデンサ交換により1時間以上の連続動作も問題なくなりました。
 ついでにメーター裏の照明も接触不良が解り、手直ししたところ復活しました。良かった良かった。

 コンデンサは5本交換しましたが、いずれも劣化が酷かったようで、交換後は音質が良くなったように思います。特にS/Nの向上はヘッドホンだとはっきり解ります。

まだまだコンデンサは沢山ついているのですが、今回はこんなところで様子見すると思います。(爆)

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