ナカミチ BX−2型(以前のモノとは別入手)



 ナカミチの低価格機です。以前にも入手していましたが、アレはブラックモデルでした。
 何かしら不具合はあると思うのですが、状況は不明でした。

 テープを入れてみると、早送り、巻き戻し共に不可能。
 多分、以前と同じアイドラかなと思い、早速バラしてみることに。



 メカをばらし中。簡単にメカが分離できるデッキである。

 

 上1本、下2本のメカシャーシ固定用のビスを外すとメカは分離できる。
 ベルトはかなり劣化しているが、交換用のベルトが無いためそのままとすることに。

 

 アイドラ部。劣化していますね。

 

 外したアイドラ。摩耗してテカテカです。

 

 表面をヤスリ掛けする。これだけでさしあたっては十分使えるのでヨシとします。



 メカは普及機といっても3モーターでしっかりした出来です。 

 

 外観が脂色だったので、パネルを外して掃除することに。でもあまり良く落ちませんね。

 

 デッキ内部。前にも紹介済みですが、79,800円のデッキであれば妥当なところかな。

 

 基板上には特にオーディオ用として使われているパーツはない。これは普及価格機ゆえ?

 

 電源部にヒューズが入っている。出来ればヒューズは欲しいところだが国産機では大抵パターンはあっても実装されていない。
 輸出先の国の規格により、ヒューズが必要になるときだけ実装するようですね。

 

 ナカミチは何故かカセットテープの種類を自社銘柄で表示しますね。
 基板上の半固定VRにもしっかり書いてあります。

 

 ちょっと掃除してみましたが、少しマシになった程度かな・・・まあいいや。

 

 メカの動作は小気味よくて使いやすいです。

 

 如何に普及機とはいえ、1台1台きっちり調整して出荷しているらしいです。
 それ故のシリアルNoと検査合格証のようです。

 

 入出力端子はオーソドックスなものです。

 

 以前、メーカーに戻してまでの修理を行っているようですね。
 しかしそれは10年以上前・・・。

 

 試運転してみると、再生時にプチプチノイズが。1カ所外したビスを付け忘れていました。
 モーターから出るノイズをアース出来てないとプチプチノイズが出るようです。



 安物ポータブルCDPをつないでの試運転。しっかりしたどっしり感のある音がしています。
 これがナカミチサウンドなのかも知れません。こんな普及機で評価するのはちょっと無茶かも。

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