ダイアトーン スピーカー DS−A7型の調査修理

 このようなスピーカーがハードオフに落ちていました。

 説明書付きの美品ながら、片chツイーター音出ず、で2万円なり。
 非常に迷うところです。

 保護した際の店員さんとの会話。

買う前にお店の人にいろいろと話をしてみました。

私「あのー」
店の人「はい?」
私「あのジャンクのダイアトーンのDS−A7ですけど」
店の人「いいですよね、惜しいです」
私「ツイーターの部品在庫は確認されました?」
店の人「いえ、してないです」
私「ツイーターの部品在庫があったら買うけど、無いからジャンクで出してるんだよね?」
店の人「してないですね」
私「じゃ、いまからメーカーに聞いてみます」

30分経過

私「あのDS−A7いただきます」
店の人「おお、ツイーターはありましたか」
私「在庫有るらしいです」

ここで違う店の人登場。

店の人B「え゜え゛っ、あのツイーター、無いと聞いてたのに・・・インターネットとか調べたけど結局・・・でジャンクにしたのに。どこに聞かれました?」
私「メーカーです」
店の人B「そうですか?本当ですか?」
私「工場在庫だそうですが有るとのことです」
店の人B「そうですか、在庫があるんだったら私が自分で交換してるのに、チッ」
私「ちなみに1.5万円ほどでした」
店の人B「そうですか、・・・まぁいいや。」

などと、何故かお店の人が悔しがって舌打ちしてました。
こんなもんネットで調べてもダメって。作ってたとこにまず聞くべし。
店の人に、あんなに露骨に悔しがられたのは初めてです(笑)。

 んでまぁ、これだけの美品なもんで、ツイーターを取り外すにも勇気が要ります。

 しかしユニットを取り外して確認しないことには何も始まりません。

 裏蓋を開けて、ユニットが表からの取り付けであることを確認してから思い切って化粧シールを剥がしてみました。

 うーむ、無惨だな(汗

 ビスは、シールを剥がしただけでは見えません。
 シールを剥がしてから、手探りでビスを探してみました。
 ユニット内部のウーハー。
 心なしか作りがショボいような・・・。
 ネットワークもこんなもんでしょうか。
 問題のツイーター。
 どう見ても裏からは外せません。
 無駄でしたので、蓋を閉めます(汗
 ユニット単体テストをしてみます。
 本当にツイーターが焼き切れているとしたら、音は出ませんが。

 ・・・綺麗な音が出ました。

 キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!

 このユニット、1.5万円くらいします。

 改めてユニットを箱に取り付けて鳴らしてみますと、問題なく音が出ました。
 どうやらコネクタの接触不良だった様子です。

 店員さん、もうちょっとねちっこく調べたら直ったかも知れません(汗
 早速システムに組み込んで音を出してみます。

 申し訳ないですが、何故かポップスには合わない気がします。
 低域の出てない感じが残念です。
 クラシックはなかなかご機嫌で鳴っています。

 問題がないことを確認してから、化粧シールを上から貼り直してOKとなりました。

 DS−A7型の仕様です。

 方式・・・・2ウェイ・2スピーカー・バフレフ方式・防磁(EIAJ)タイプ
 使用ユニット・・・・低音用16cmコーン形、高音用4cmコーン形
 公称インピーダンス・・・・6.3Ω
 再生周波数帯域・・・・39〜40,000Hz
 出力音圧レベル・・・・85dB/W/m
 クロスオーバー周波数・・・・1,500Hz
 最大入力・・・・150W(EIAJ)
 外形寸法・・・・幅256x高さ410x奥行300mm
 重量・・・・11kg


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