テクニクス SU−A8080II パワーアンプの修理

 見た目は薄型で、システムコンポかなとも思わせる外観ですが、中身はちゃんと作ってあるパワーアンプです。
 スピーカーRchが時々とぎれるというものを修理依頼。
 内部はこの通り実にきちんと作られています。いいですね。
 リレーが3個ありますが、どうも出力保護を兼ねている関係もあり、モノラル各chを最終的に1つのリレーで切り替えるようです。面倒なことをしていて、接点も1つ余計に通過しているだけにこういうトラブルも出やすいでしょう。
 リレー接点。
 ちなみに上に見える穴の空いた接点はダミー。
 このようにリレーの箱を開きます。結構難しいです。
 接点は経年で汚損が目立ちました。
 先日AU−D907Xの修理でチェック用SPを飛ばしてしまったので、耐入力の面で代替スピーカーを探してきました。片ch150Wだそうですが、カラオケだとそのくらいは欲しいところですね。

 ってなわけで試運転中。問題なくなりました。
 ちなみに、電源の平滑コンデンサの放電ですが、容量の大きな抵抗をコンデンサの脚に仮付けすれば良いでしょう。手持ちの100Ω3Wだったかを仮に使用してみました。
 このリレー、現在でも代替は手に入りそうではあります。

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