BOSE Model802 ユニットのエッジ貼り替え

 BOSEの802というスピーカーがあります。
 現行でもまだ802モデルIIなどという名前で売られているようです。

 このスピーカーはどちらかというとハイファイオーディオ向けではなく、簡易的PA・SR用途のものです。リアにフォーンジャックとキャノンコネクタがありますし。

 で!

 こいつの1ペア分のユニット貼り替えが来てしまいました。
 まさに悪夢。片chあたり8本のユニット×2ch=16本かYO!
  (((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブルガタガタブルガタガクガクガクガクガク
 BOSEご自慢の11.5cmユニット。
 結局14本貼り替え。ちなみに2本はもとよりユニットが外されて居たため、新品をやむを得ず入れることに。
 まずは古いエッジにシンナーを塗布。
 そしてカッターナイフで削ります。
 ここまでの行程、およそ2分。口径が小さいので早いですね。

 コーン側のエッジも出来るだけ剥がしておきます。完全には剥がれないようですが・・・。
 エッジにはけ塗りでもかまいませんが、私は接着剤を直接溝に塗り込みました。

 ・・・ええ、外貼りですからね。
 当然そのままコーンにエッジを載せても接着できません。
 コーンの裏からエッジを少し浮かせて、コーンとエッジの接着面をお互い嵌め込むようにします。
 その後、接着部分を手で押さえていきます。
 接着部分の様子はこんな感じです。僅かにはみ出すくらいが綺麗かつ強度が出るので良いかと。
 この例は少し接着剤を減らして接着してみた例。
 綺麗に仕上がりますが、強度の面では・・・?です。
 多少ハミ出しています。この加減が難しい。
 裏からコーンを押し上げて出来る隙間はこの程度です。
 ドライヤーなどで熱風を当てて少しボンドを乾かし、続いてスピーカーに信号を入れて音を出し、おおまかに芯が出ていることを確認します。
 芯が出ていたら、今度はフレーム側に接着剤を塗って固定します。
 フレーム側のエッジは押さえ込みにくいので、押さえる方法を考えてみます。

 ちょうど良かったのは、会社に有ったVVFケーブルの切れっ端。5.5sqくらいかと思われます。 
 最後の方になるとコツもつかめて綺麗に仕上がりました。
 ラスト1本を張り終えました。
 ここまでの所要時間は3時間掛かってないです。
 口径が小さいので作業量が少ないからですね。 

 左下が最終工程の様子です。
 フレーム側のエッジを押さえ込んでいる様子です。

 そんなわけで無事に14本、完成しました。

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