ソニー CDプレーヤー CDP−553ESD型の修理

 トレイの出が悪かったのでメカを分解清掃しているときに、うっかりピックアップの取り付けられているフレキ周辺を手で触れてしまい、ピックアップを静電破壊してしまった様子。情けない・・・。

 音質が他に代え難いこと、何より553ESDである事などから、捨てるには惜しいので部品取り機が出ることを待っておりました。

 写真は553ESDのメカ周辺の写真です。
 中央に見える茶色部分を手で触ってしまった後、CDを認識しなくなりました。
 写真は同型メカを積んでいると言われるCDP−333ESD。
 噂通り同型のメカでした。
 この時期のプレーヤーで有ればx02系、xx3、222系などはメカが同様だと思われます。
 正直333は勿体ないですので、222などにしておきましょう(核爆
 ピックアップをメカ毎取り外してみます。
 この時点では、ピックアップユニットからのトケーブルを抜いてはいけません。
 CDP側へのケーブルは抜いてください。

 メカだけを取り出すには、上の写真で行くと白い色のプラスチックが止まっているビス3本を外します。内部は振動が伝わりにくいようサスペンションメカとなっています。

 良く見ますと基板も違います。
 ピックアップ自体の部品番号は一緒です。
 ただし後ろの基板は違いました。
 基板を交換することにします。

 黒い色のコネクタは端部を押し上げるとケーブルが抜けます。
 この時、ケーブルの端部には絶対に触れないでください。触れるとピックアップが壊れます。
 いじる前には、このようにピックアップ部分をテープで覆うのがいいでしょう。
 実装し組み立てましたが、すんなりとはいきませんでした。
 まずはレンズの清掃を行い、ようやくピックアップが認識しようとしている音が聞こえ始めましたので、後は調整で認識するように追い込み、続いて出来るだけノイズが出なくなるよう、(音質的にも、メカの動作音的にも)シークが高速になるよう、認識が早くなるよう調整を行います。
 この手のリニアモーターのメカは比較的音飛びしやすいようです。

 調整を丹念に行った結果、左のように認識し再生出来るようになりました。
 DIGITAL OUTPUTの文字が誇らしいです。
 やはり名機ですね。
 音質もかなりいいです。図太い低域が魅力的です。

 但し、振動には弱いです。
 内部を調べていると、緑青が吹いた跡が・・・。
 どうやらコンデンサ2本が液漏れしている様子です。
 これも手を入れるべきか・・・。

 ブラウザの戻るボタンで戻ってください