サンスイ AU−α507XR型 プリメインアンプの修理

 こんなアンプがハードオフの棚に立っていました。似つかわしくない・・・。
 お値段は4000円と微妙でしたが、取りあえずサンスイだし、90年代だし、ロゴ新しいので保護。

 そういう理由かい→をれ
 お店で買うときに「何でジャンクなの?」と聞いたら「電源トランスが断線しているんですよ」との恐ろしいコメントが。「メーカーには出したのですか?」「ええ、出しました」・・・ああ、保証付きのジャンクだよ・・・。(爆)

 そんなわけで、大阪は箕面にあるサンスイのサービスセンターで購入してきました。
 お値段13,000円なり。高い!

 アンプをバラしていきます。
 さすがにこのクラスだとミニコンポを彷彿とさせるつくりですが、再下位機種でもないので安いながらもそこそこの部品が使われています。
 電源基板の様子。ハンダが少ないです。
 トランスが外された内部。そこそこの物量ですな。
 トランスの1次側はハンダ付けが必要です。2次側はコネクタを差し替えるだけです。
 だいたいの位置にトランスを納めたところ。
 この重さはやはりサンスイらしく、この安いアンプでも重さはなかなか。
 トランスはサンスイ製ではありませんが。
 トランスが断線した原因は巻線内部の温度ヒューズだそうですが、これは内部に巻き込んであるため交換できるつくりではないのです。

 念のため2次側の配線も調べておきます。特に問題はなさそう。

 ハンダが少なかった部位のハンダを手直ししておきます。
 トランスの1次側の配線のハンダ付けを終わったところ。
 特にトランス以外に不具合は無かったので電源を入れてみました。
 通常動作と同じく、電源ランプが点滅してからリレーが入りました。成功です。

 大先輩のAU−9900をバックに撮影。
 見た目通り、さほどの高級機ではありません。
 電源スイッチ、スピーカースイッチ、トーンコントロール、ボリュームなどが見えます。
 ボリュームの右のつまみはソースダイレクト。何故かでかいです。その右が入力切り替え。
 その下はバランス、プレゼンス、サブソニック、録音出力切り替え。
 内部の物量はそれなりですが、同価格帯の他社に比べれば丁寧な作りといわれます。
 電源もあっさりしています。トランスはこのクラスの割に大きいです。
 交換したトランス周辺。
 きちんと組み立てて試運転。ソースは松浦DVD(爆)。

 音質は、やはり9の名が付くサンスイと比べるべくもありません。
 ただ必要十分といえますが・・・。

 ブラウザの戻るボタンで戻ってください