ソニー CDP−333ESD型の巻

 
ソニーのESシリーズ中堅機。ESシリーズということだけで保護(爆)。
 状況は「トレイ出ず」とのこと。早速修理を開始します。



 なかなか格好良いですね。ぜひ復活させねば。
 流石はESシリーズ。重量もなかなかです。



 以前に修理した502ESとメカは一緒です。もちろん所々違いますが・・・。
 まず、ベルトスリップを掃除により復活させます。
 上の写真の2本のベルトを取り外しアルコールで清掃。プーリーの溝も掃除します。

 今回は何とプーリーのシャフトが固着していたため、分解してグリスアップしました。



 組みあがったメカ。早速動作確認してみます。



 トレイは開きました。しかしCDを入れてもCDが回転せず。うーむ。
 とりあえずレンズを掃除しますが、良くならず、残念。



 スピンドルモーターが悪いのかなと思い、見てみるが特に問題はなさそうです。
 それにしても変わったモーターを使用しています。スピンドル側は永久磁石です。
 上に見えるコイルが磁界を作り回転する構造となっているようです。

 写真のとおり、ピックアップは高速シークで使っていて気持ちよいです。



 最終手段として、半固定抵抗をいぢることに。上の写真の左側のVRをいぢりました。
 当然ながらマーキング必須です。
 結果、無事にモーターが回るようになりました。
 コツとしては、徐々に抵抗を回していき動作するようになったら、そこからもう少し回し今度は
動作しなくなるまで逆に回します。動作するかしないかの位置から少しだけ動作する方に回せば
大体OKです。



 プレーヤ内部。出来の良いメカ、ESシリーズらしい高級コンデンサ群。 



 当然?カバーの裏側にも塗装してあり、防振?のためシートが貼り付けてあります。



 重量もなかなかのものです。音質は私のメイン機のSL−P990に近いですが、分解性能と色
つけは、SL−P990の方が私の好みでした。でも、なかなかいい勝負です。
 なによりメカにプラスチックが多用されてないところが良いですね。

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