ソニー プロフィールプロ KX−27HV1型の巻
 
 これは有名なソニーのモニターです。
 四国遠征の際、¥2000で購入したものです。
 さすがに¥2000ではマトモではないかなあ、と思っていましたが、一応映ったので良かった・・・と思っていました
が、ちょっと問題が・・・。
外観
 
 ビデオジャンクと違い、大変です。重いし大きいし・・・。
 しかも所定の位置に納まってしまいましたから大変。
分解していじっているところ
 
 中を見ているところです。密度がすごいです。
 さすがは一応、業務用モニターです。
 
 症状は、「通常視聴では問題ないが、画面が黄色い色が多くなると、ホワイトバランスが崩れて
白色が黄色くなる」ということで、そもそもRGBの1本が欠けたという感じではないです。
 もしそうならば、画面の調子に関係なく画面が黄色いはずです。
 
 土曜日の夕方、修理したらどのくらい掛かるか、メーカーのSSに聞いてみました。
 要約するとこういうところです。
 
 ・それは、おそらくブラウン管の寿命が近いのだろう。
 ・症状そのものは、ドライブ回路の補正が誤動作していると思われる。
 ・古いテレビでは、ドライブ回路の調整がアナログ的に可能だが、この機種はマイコン制御であり、
  その調整はマイコンの中のプログラムで行っている。
 ・ただ、調整すれば直るかも知れない。
  「カットオフ」の半固定抵抗を調整してみれば良い。
 ・それで追い込めなければブラウン管がダメだろう。
 ・できたら現行プロフィールプロに買い換えたら(笑)。
 ・出張修理は費用が掛かる。直らなくても、費用は発生する。
 
 というようなことでした。
 サービスマンの方がマニア寄りな方で、途中「電気にはお詳しいですか?」などという質問があり、
私は「ええ、そこそこは」などというと、カットオフの調整方法を教えてくれました。
 要約すると、
 
 ・C基板(ブラウン管のソケット部)の中のRV703、RV705を調整する。
  G回路は固定なので、RとBを調整する。
  コツは、画面に黒色を表示させて、綺麗な黒色になるよう調整する。
 
  実際に実機の黒バランスを見てみると、幾分黄色っぽい色でした。
  さすがはメーカーさんですね。調整すればなんとかなりそーな感じ。
調整ポイント
 
 ドライバが刺さっている位置は、調整VRの位置です。
 画面を見ながら、綺麗な黒色になるよう調整します。
豊富な端子群
 
 豊富な端子群。さすがプロフィールですね。RGB端子が嬉しい。
 
 中の様子
 
 13年落ち程度のモニタでは妥当な内部ですね。
 あと3年くらいは持つかな・・・。
調整後
 
 このよーな画面では違いなく黄色っぽくなっていたのですが、直ったようです。
 2000円だったらまずまず満足です。
 
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