ソニー 業務用ビデオモニター PVM−1454Q 

アマチュアなら誰もが欲しいソニーの業務用モニタ。

今回、購入後まったく紹介してなかったPVM−1454Qを紹介する。写真右上のモニタがそれである。

それにしても、BR−S811×2、その上のこれ、SR−W310、HIL−C2EXの豪華タワーは圧巻です(笑)。

近影。いかにも業務用モニターらしいオーラが出ています。

画質は、いままで使ってきた民生用モニタとは一線を画しています。

わかりやすく言えばベールが1枚はずれた感じ。

民生用では、きれいに見せるための工夫がいろいろとされているわけですが、業務用では「綺麗」より「忠実さ」が要求されるわけです。

ですので、綺麗なソースは綺麗に、そうでないものは悲しいかな見るに耐えません。

質の良いDVDやDVの映像を入れると、NTSCながらまるで写真のような美しい映像が得られます。これだけでこのモニタを買って良かったなと思いました。

もちろん、以前のPC−TV455よりも綺麗です。あれはあれで綺麗なのですが。民生用ならかなり良いレベルではないかと。

下手な民生機にカネ出すなら中古の業務用機ですね。これ最強。

パネル部。

1454Qは当時のラインナップの中では上位機種だったみたいで、機能も豊富です。

メニューでもいろいろいじれるようです。ややこしいです(笑)。

クローズドキャプションデコーダーも内蔵しているようです。

リアパネル。豊富な機能を物語るよう、いろいろな端子がついている。

形も、積み重ねに便利なようほとんど正方形である。

S−ビデオ入力は1系統。

コンポーネントビデオ/RGBが1系統ある。

内部は業務用らしく余裕のある設計のようです。
 以下に仕様を引用しておきます。
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■主な仕様 
カラー方式 NTSC,PAL,SECAM,NTSC4.43自動切り換え 
CRT HRトリニトロン、14型、EBU規格蛍光体 
AGピッチ 0.25mm 
水平解像度 600TV本(コンポジットビデオ) 
色温度 9,300/6,500K,USER(3,200〜10,000K) ※メニューにて切り換え可 
高圧変動率 3.5% 
周波数特性 ライン:9MHz(-3dB),アナログRGB:10MHz(-3dB) 
リニアリティ 水平:4%(標準),垂直:4%(標準) 
ラスターサイズ安定度 水平:1.0%,垂直:1.5% 
映像入力 ラインA/B:BNC×2(各1),コンポジットビデオ...1Vp-p±6dB,同期負
Y/C:4ピンミニDIN,Y...1Vp-p±6dB,同期負,C...0.286Vp-p±6dB,75Ω 
アナログRGB:BNC×3,0.7Vp-p±6dB(Gチャンネルに負の同期信号がある場合は、内部同期で使用可。0.3Vp-p)  
コンポーネント:BNC×3(アナログRGBと切り換え),コンポーネントシリアルデジタル(V/A)<オプション> 
映像出力 ラインA/B:BNC×2(各1),ループスルー,自動75Ω終端 Y/C:4ピンミニDIN,ループスルー,自動75Ω終端 アナログRGB:BNC×3,ループスルー,自動75Ω終端 
コンポーネント:BNC×3(アナログRGBと切り換え),ループスルー,自動75Ω終端 
外部同期入/出力 BNC×2(入力・出力各1)複合同期4Vp-p±6dB,同期負(ブラックバースト入力可) 
音声入力 ラインA/B.Y/C.アナログRGB/コンポーネント:ピン×4(各1),-5dBu,47kΩ以上
コンポーネントシリアルデジタル(オーディオ)<オプション>  
音声出力 ラインA/B.Y/C.アナログRGB/コンポーネント:ピン×4(各1),ループスルー 
スピーカー出力 0.8W,モノラル 
ノーマル/アンダースキャン 7%オーバースキャン,5%アンダースキャン 
リモート入力 20ピンコネクター 
電源 AC100V,50/60Hz 
消費電力 80W(SDI使用時90W) 
大きさ(幅×高さ×奥行) 346×340×412mm  
質量 約16.7kg 
標準価格(税別) 180,000円 

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 実はこのモニタ、中古で3万円で買いました。
 でも、市場の実売価格は4〜6万円程度のようです。ちょっとお得でした。

 BVMはなかなか難しいですが、PVMクラスなら中古もお安いので、機会があれば入手をお勧めします。
 できれば、HRトリニトロン管が載ったものがお勧めです。
 同じような格好でも、微妙に部品や性能に差異がありますから。

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