JBL 116H スピーカーエッジの修理

 (4301B等のウーハーユニットです)

 すっかりおなじみになったスピーカーエッジの修理。私がへたれ故に、業者からウレタンエッジを買って修理してしまうのがイマイチですかねぇ(笑)。
 漢なら自分でセーム革から切り出すのぢゃ、という声もありそうですが、めんどくさがりなので多分今後もエッジを買うことになりそうです。

 私がエッジ修理に使う機材はこんなところ。

 白色の容器はエッジ接着用のボンド。
 青い色の缶はシンナー。
 刷毛は数種類有ると便利です。

 一番下はワイヤーブラシ。 
 フレームにはJBL 116Hと書かれているユニット。
 きれいにエッジが抜け落ちた状態でやってきました。
 まずはガスケットを丁寧に剥がします。
 再利用しますので・・・。
 ガスケットを剥がし終わったところ。
 残ったエッジと接着剤を剥がします。

 まずはエッジと接着剤にシンナーを塗ります。
 2回くらい重ねて塗って、あとはカッターナイフなどで削り落とします。
 私は使ったことがないのですが、ステッカー剥がしなどがうまく活用できるという情報があります。
 きれいに接着剤を剥がしたところ。仕上げはワイヤーブラシで擦ります。
 ついでコーン紙側の古いエッジを除去します。
 よく見ると接着剤の塗られている範囲が無用に広く、以前にエッジ修理を受けているようです。
 出来るだけ以前の接着剤も剥がしとります。
 あとはいつもの手順で手早くエッジを貼ります。

 接着剤を塗る前のイメージトレーニング、そして貼り付けてからはコーン紙を手で押し込みセンター出しをします。それから信号を入れてコーンを手で押して傾けて、軽く押しただけで音が歪まないかどうかを確認します。要はきちんとセンターが出て音が歪んでいなければ良いわけです。
 周囲部分は先にボンドを塗布し刷毛で広げます。
 2本目が軽やかに糸冬 了..._〆(゚▽゚*)。

 最初は左の状態ではみ出している接着剤が目立ちますが、いずれは乾燥して右のようにきれいになります。
 乾燥後の様子。
 「貼った」ということが解らないようになればアマチュアとしては一人前かな?
 これは頼まれものですので、なお気を遣いました。
 裏側。
 接着後、新エッジとコーンの境界部分に接着剤を上塗りし、剥がれるのを防止します。
 アンプの熱で乾燥中の様子。
 廃熱は有効活用 _| ̄|○

 自室の試験で30Wほどのパワーを入れて問題がないことを確認してから無事に納品されました。
 某所で軽やかにjazzを鳴らしていました。

 ブラウザの戻るボタンで戻ってください