山水 AU−10000型 プリメインアンプの修理(1)

 見ての通りの高級アンプです。しかし古いです。
 1979年製で、実質上AU−11000型の後継機種でしょう。

 私の使っているのはAU−9900型ですが、微妙に違います。

 当時の構成では、AU−9900/11000が兄弟モデルのようです。

 ネット上でもこの機種に関する情報はありません。

 なお、アンプが傾いているのは作業台が傾いているからです。(汗

 内部。基本的な部分はAU−9900などと一緒ですが、基板などは明らかに違っています。
 不具合は、電源は入るがノイズが酷いというもの。
 AU−9900の入手当時の不具合と同じです。早速、パワーアンプドライブ段の基板を取り出してみます。
 ポカヨケの観点から、コネクタにナンバーを書いておきます。
 あとで挿入するときに間違いが無く確実です。
 取り出したドライブ基板。よほど保管環境が酷かったようで、Trは腐食しています。
 基板を取り出し、Trを交換中の図。
 怪しいTrだけを交換したところ。
 この組み合わせ、以前もAU−9900で死んでいました。
 年式が近いだけにやむを得ないところでしょうか。
 取り付けの際に、このように対比できるよう確認しておくと良いでしょう。
 実際、脚はこのように違っていますのでそのまま取り付けると間違いなく壊れます。
 怪しいTrを交換して通電してみましたがノイズは相変わらず・・・。
 ってなわけで、最も初段にあるTrを交換してみることに。
 このTrはペアTrで、動作確認には普通のTrを相当回路となるように組み合わせてみました。
 一応、「ザ・ピ〜ス」1曲くらいは聴き終えることが出来るかな、と思いつつ音出しをしていましたが、結局2分くらいでまたノイズが出始めました。
 上で交換したTrが怪しげな中古品でしたので、後ほど正規のTrを入手して修理予定です。

 しかし重厚感はなかなかのものです。

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